いやぁ、泣きました!
夜中に読んだのも相まって、めちゃくちゃ泣きました。
最後は心温まり感動でした。
それにしても、やっぱり東野圭吾先生はすごいですね!
毎回そうなんですが、読んでるうちにどんどんハマっていき、今回も一気に読み進めてしまいました。
夜、家事がひと段落してから読み始めて、夜中まで一気でしたw
「クスノキの番人」はどんなお話?
その木に祈れば、願いが叶うと言われているクスノキ。
その番人を任された青年・玲斗と、クスノキのもとへ祈念に訪れる人々の物語です。
パッとしない人生を送っていた玲斗が「クスノキの番人」になったことで、いろいろな人に出会い、いろいろな人の思いを知り、成長していくお話です。
「クスノキの番人」の主な登場人物
- 直井玲斗(なおいれいと)…クスノキの番人に任命される。
- 柳澤千舟(やなぎさわちふね)…玲斗の伯母。お金も地位もある有名な観光業社の創始者一族。
- 直井美千恵(なおいみちえ)…故人。玲斗の母親で柳澤千舟の異母妹。
- 佐治寿明(さじとしあき)…定期的にクスノキに祈念に来る男性。
- 佐治優美(さじゆうみ)…佐治寿明の娘。父の浮気を疑っている。
- 佐治喜久夫(さじきくお)…故人。佐治寿明の兄。
- 大場藤一郎(おおばとういちろう)…大手和菓子メーカーの社長。
- 大場荘貴(おおばそうき)…大場藤一郎の息子。大手和菓子メーカーの跡継ぎ。
「クスノキの番人」を読み終えての感想
心温まりました。
読了後の余韻たるや…だいぶ心地いいです。
はぁ〜
社会的な常識や、人に対する物腰など、ほとんど何も身につけていない玲斗に、マナーや社会人としての常識を教えていく千舟。
厳しいけれどとても愛情を感じられて、私はこの二人のやり取りがほんと好き。
玲斗も千舟の助言を素直に聞き入れて、憎めないいいヤツなのよ(^^)
クスノキに念を預け、後世に伝えていく想い。
言葉にはできない想いを受け取る人々。
佐治家と大場家、そして玲斗と千舟、家族の絆に感動しました。
家族だからこそ受け取れる念、理解できる想いというのは確かに存在する気がします。
あぁ、ほんとステキなお話でした…余韻、余韻。