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『結界(下)』感想|手に汗握る展開!日本の主権を考えさせられる政治サスペンス

2022年新刊ダイレクト出版文芸・小説津谷 一
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NANAKO
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こんにちは🌿.*
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へお立ち寄りくださりありがとうございます。
今日ご紹介するのは、津谷 一さんの小説『結界(下)』です。

📖 本の基本情報

単行本

タイトル結界(下)
著者津谷 一
出版社ダイレクト出版
発売日2022年8月
ページ数316ページ
ISBN-13978-4866221465
ジャンル文芸小説

📝 あらすじ

国際政治の裏側では、大国の思惑が複雑に絡み合い、次々と仕掛けられる罠に日本は翻弄されていきます。現実の出来事とも重なるような、もう一つの「日本」の物語がここに描かれています。

新聞記者・佐々木大介と総理大臣・高嶋昇は、奪われた「国家機密」の行方をついに突き止めます。精鋭部隊による奪還作戦が始まり、舞台はやがて国際社会へ。そこでは、日本の弱点を知り尽くした強大な相手が待ち受けていました。

緊張感あふれる戦闘シーンと、駆け引きの応酬による外交ゲーム。手に汗握る展開が続きます。

💭 読んだ感想(ネタバレあり)

戦後から続く政治の流れや国際情勢が物語の背景に巧みに織り込まれており、読んでいるうちに日本の主権や国の在り方について考えさせられました。

ストーリーは複雑な要素が絡み合いながらも読みやすく、スピード感があってサクサク読めます。盗まれた新兵器を巡る奪還作戦や、裏で蠢く国家の思惑・ディープステイトの存在など、現実世界とも通じる設定にハラハラドキドキでした。

主人公の佐々木とその恋人の生死に関しても、個人的にはきっとどこかで二人一緒に生きているのではと思っています。願望です。後半にかけて緊張感が途切れず、一気に読んでしまいました。

☕ この本は、こんな人におすすめ

  • 政治や国際情勢をテーマにしたサスペンス小説が好きな人
  • 緊迫感あふれる戦闘や駆け引きの展開を楽しみたい人
  • 国家や主権について考えさせられる作品を読みたい人
  • 新聞記者や政治家が活躍するリアルな物語に興味がある人

🔚 おわりに

下巻では、国家を揺るがす陰謀がどのような結末を迎えるのか、さらに目が離せない展開が続きます。政治や国際情勢に興味のある方はもちろん、スリル満点の物語を楽しみたい方にもぜひ読んでいただきたい一冊です。

NANAKO
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。この記事が、あなたと素敵な一冊との出会いにつながれば幸いです。
また次の本で、お会いしましょう!