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今日ご紹介するのは、中山七里さんの小説『闘う君の唄を』です。
📖 本の基本情報
タイトル | 闘う君の唄を |
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著者 | 中山七里 |
出版社 | 朝日新聞出版 |
発売日 | 2015年10月 |
ページ数 | 304ページ |
ジャンル | 文芸小説 |
📝 あらすじ
新任教師として、埼玉県秩父郡の神室幼稚園に赴任した喜多嶋凛。
モンスターペアレンツの理不尽な要求を恐れず退け、自らの理想を信じて教育に挑むが――。
やがて明かされる、彼女がこの幼稚園に赴任した本当の理由、そして過去に隠された事件の真相は、物語の景色を一変させます。
“どんでん返しの帝王” が仕掛ける物語は、想像をはるかに超える結末へと向かっていきます。
💭 読んだ感想(ネタバレあり)
主人公・凛の教育者としての信念に強く感銘を受けました。モンスターペアレンツの理不尽な要求に真正面から立ち向かう姿は、読んでいてとても爽快で、「よくぞ言ってくれた!」と胸がスカッとしました。
また、「子どもにとって何が一番大事か」を軸に、妥協せず行動する姿にはただただ尊敬するばかりです。新人教師の奮闘記というよりも、教育者としての信念を貫こうとする姿が丁寧に描かれていたからこそ、自然と気持ちを寄せながら読むことができました。
物語が進むにつれ、「加害者家族」の問題が浮かび上がります。自分自身は罪を犯していないのに、世間から厳しい目を向けられ、居場所を失う人々。その苦悩を通して、作品は教育現場の物語を超え、社会の暗部にまで切り込んでいました。
当初は「幼稚園での保護者トラブル」を描くお仕事小説かと思いきや、予想外の方向に展開し、最後には衝撃の真実が明かされます。これこそ中山七里作品の真骨頂ともいえる「どんでん返し」でした。
読後には「もし職場に凛先生がいたら、自分はどう接するだろう」と自問してしまいました。他人の目を気にせず、自分の信念を貫くことの難しさと、その尊さを考えさせられる一冊でした。
☕ この本は、こんな人におすすめ
🔚 おわりに
『闘う君の唄を』は、教育現場を舞台にしながらも、社会問題を鋭く描き出す一冊でした。読後には胸が熱くなる部分もあれば、重くのしかかるような余韻も残ります。
信念を持ち、闘い続けることの大切さと難しさを感じさせてくれる物語でした。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。この記事が、あなたと素敵な一冊との出会いにつながれば幸いです。
また次の本で、お会いしましょう!