警察小説が読みたくて、今野敏先生のこちらをチョイス。
テレビでもちょくちょく観たことあったけど、ちゃんと読んだことなくて。
娘たちが夏休みの宿題を頑張ってる間、私も横で静かに読書することにしました(^^)
「ST 警視庁科学特捜班 エピソード1」はどんなお話?
多様化する現代犯罪に対応するため新設された警視庁科学特捜班、略称ST。
彼らの活躍を描く作品シリーズ1冊目です。
捜査陣の事件の見立てに異を唱え、現場の刑事から厄介者扱いされるST。
捜査が進むにつれて、そんなSTに対する周りの目が徐々に変わっていくのがスカッと気持ちいいです!
チャイニーズマフィアの対立かと思われた事件ですが、実は裏には黒幕がいて…というようなお話です。
「ST 警視庁科学特捜班 エピソード1」の主な登場人物
- 百合根友久(ゆりねともひさ)…STを任されたキャリアの警備。
- 菊川五郎(きくかわごろう)…警視庁捜査一課の警部補。たたき上げノンキャリア刑事。
- 赤城左門(あかぎさもん)…STの法医学担当。女性恐怖症。
- 黒崎勇治(くろさきゆうじ)…STの第一化学担当。卓越した嗅覚の持ち主。武道の達人。
- 青山翔(あおやましょう)…STの文書鑑定担当。プロファイラー。
- 結城翠(ゆうきみどり)…STの物理学担当。卓越した聴覚の持ち主。ST唯一の女性。
- 山吹才蔵(やまぶきさいぞう)…STの第二化学担当。僧侶。
- 呉白媛(ウーバイイエン)…魏孫沢(香港マフィア)の愛人。
- 王明美(ワンミンメイ)…永尊(台湾マフィア)の愛人。
- サブリナ・リソ…ムハマド・ヤシン(イラン系マフィア)の愛人。
「ST 警視庁科学特捜班 エピソード1」を読み終えての感想
STである5人の特殊能力とその活躍ぶりが見ものでした。まるでアベンジャーズみたいな!
それぞれのキャラも際立っていて、アニメみたいに軽めな感じで読みやすかったです。
見事なプロファイリングからの事件解決!
青山翔やるなぁ。
一応解決したものの、黒幕は…など次に繋がる展開で終わってるのもワクワクです。
5人のスペシャリストたちと百合根(と菊川)。
いいチームですね!
そしてみんなそれぞれが活躍しそうな予感。
シリーズ本がたくさんあるので順番に読んでみたいです。
菊川さん、歳下の百合根のことを「警部殿」なんて皮肉っぽく呼ぶもんだから、最初はちょっとイヤミな感じ?と思ったけど、段々とお互いの信頼も出てきて、後半は「警部殿」という呼び方もお茶目にすら思えてきて。
私菊川さん推しになりました(^^)
次作「毒物殺人」に進みたいと思います。